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男性的人生論

『私は小学生の時から、とにかく強くなりたかった。いや、強くならねばならなかった。
阪急電車が、梅田と三宮の間の尼崎市の北部に武庫之荘住宅地を造成したのが、昭和13年。私はその地に、極めて戦時色の強くなっていた昭和15年11月28日に誕生した。・・・・略・・・・

貧しかったけど、みんな明るかった。近くの小川にはフナやドジョウがいたし、夏にはホタルも飛び交っていた。思い出いっぱいの少年時代だった。そのような澄み切った「原風景」の中にも、我々住宅街の少年にとって、恐ろしい場所が一ヵ所あった。
それは駅前の「うを治」という寿司屋。そこの兄弟。体が大きくて強そう。どうしてもここを通らなければ駅に行けない。「コラ!」「シバイたろか!」ぐっと睨まれる。遠回りしてこっそり帰らなければならない「屈辱」の日も度々あった。
これではあかん、強くならなあかん。・・・・略・・・・』
          鴻池祥肇 著 「お天道さんは見てござる」より

で、私はこの兄弟に勝つためには「ボクシング」でも「空手」でも「ライフル」でも、とにかく強くなる為に頑張らなければと思い続けた。
そして「剣道」と出会った。中学、高校、大学と正選手、そして「6段」となった。「うん」その寿司屋の親父とは腕が互角になった「4段」になった頃に手打した。
国際社会も「外交努力」だけではどうにもならない国がある。目配りを互角にしておき、強くて正しい奴と仲良くしておく事だ。

さて、「剣道」。稽古は厳しかったね。
道場の柱にドーンとぶつけられ、足を掛けられ、ひっくり返され、上からボコボコにやられた。コンチクショー!!と師範に半泣きで向かっていった。それが毎日毎日続いた。
試合で負けて丸刈りにされて、正座すること2時間。足も頭も「シビレ」たこともある。しかし、「体罰」や「暴力」を受けたとは、全く思わない。私も後輩に同じことをして、鍛えてやった。
そんな青春時代。勝つことだけを目指して頑張ったころが懐かしい。
今、「体罰」とか「暴力」とかで世間は騒がしいけど、少なくとも、私は心身ともに剣道を通して鍛えてくれた先生や先輩たちに今も感謝している。「鍛え方」の中に「情」や「愛」があったなと思う。「情」のわからない世代がマスコミにも増えてきた感がする。そして、そのマスメディアの報道に乗ってスポーツも経験しない方々が評論家となって「かしましい」。

立原正秋という私の好きな作家は「男性的人生論」でこう書いている。
「つよさは厳しさに裏打ちされ、厳しさはやさしさに裏打ちされていなければならない」
私もこのように生きてゆきたいと常に思っている。

今、九州です。博多では、柔道7段の親友と一緒に「ソバ」を食い、宮崎では、空手4段の親友や学生時代にヨット部のキャプテンをやっていた友と酒を飲みます。みんな素直な「ジイジ」です。

いよいよ、春ですね。でもインフルエンザがまだまだ大流行です。気をつけましょう。

                 2月2日土曜日 宮崎にて
                          鴻池よしただ

追伸
私が昔出版した本「お天道さんは見てござる」
在庫が20冊ほどあります。読んでみようかと思われたら下記までメールにてご連絡ください。
tokyo@kounoike-web.com